Oracle Linux 8.4

新サーバーでOracle Linux を利用することを決め,1月から,旧サーバーにOracle Linuxをインストールし,テストを行った。その後そこに,新サーバーCentOSの内容を順次移行した。2月にはほぼその作業が終わり,しばらく,新旧サーバー(Cent OSとOracle Linux)を使って同じコンテンツの運用を行った。動作確認の後,3月に入り,新サーバーをフォーマットし,そこに新たにOracle Linux 8.3をインストールした。旧サーバーの契約期限が4月30日だったので,移行への準備期間が2か月弱である。

十分時間的余裕があり,また,2度目なので,移行はすぐ終わると思っていた。しかし,実際に行ってみると色々なトラブルがあり,やはり1か月は掛かってしまった。前回よりは多少早くなった程度である。トラブルの主なものは,バーチャルホストの移行のタイミングに関連するものである。メールやメーリングリストは止める時間を最小にしなければならないので,DNS登録の変更後すぐに正しく動作する必要がある。事前のチェックが難しいものもあり,注意して設定してもいくつかミスがあった。

それでも,4月中旬にはほぼ,移行が完了した。前回の3月31日の投稿「SPFとDKIM,そしてDMARC」は旧サーバーでの最後の投稿である。そしてそこにあるIP157.7.140.107は既に私の利用しているものではない。4月末よりは,現在のサーバーで運用を行っている。Oracle Linux のインストールメモは,備忘録としてこれからも適宜投稿をしていく予定である。

新サーバーでは,できるだけ簡素化した運用を行うこととして,cockpitを利用している。特に「自動アップデート」設定を行っている。これで特に何もしないで,運用できる筈である。

最近,RHEL 8.4が5月18日にリリースされ,そしてほぼ同時に,Oracle Linux 8.4 が5月26日?にリリースされた。そこで,今回,sshで,調べてみたところ,

#cat /etc/oracle-release
Oracle Linux Server release 8.4

#cat /etc/redhat-release
Red Hat Enterprise Linux release 8.4 (Ootpa)

#uname -r
5.4.17-2102.201.3.el8uek.x86_64

と表示された。「自動アップデート」で8.3から8.4へ無事アップデートされたようだ。RHEL 8 は2029年5月までサポートされるようなので,Oracle Linux 8 も2029年まで,再インストール無しで運用できると期待される。