CentOS 8のインストール

長期に利用するため,centOS の最新版であるcentOS 8をインストールすることにした。私の利用しているVPSプロバイダーでは現在はcentOSは7までしか提供していないので,自分でISOイメージファイルを用意する必要がある。これは前回centOS 6をインストールした時も同様な状況であった。ISOイメージの国内ダウンロードミラーサイトの中で近そうなサイトを選んで

CentOS-8.2.2004-x86_64-dvd1.iso (7.66G)

をPCにダウンロードした。これをVPSのイメージファイル用に用意されている領域にアップロードした。(ISOイメージのアップロード領域は、VPS毎に10GByteが一時的に割り当てられている。)アップロードの説明がFileZillaによるものだったので,今回自分のPCに FileZillaをインストールして説明に従って。(私は普通はWinSCPを利用しているが,これでも可能であったかもしれない。)

ISOイメージのアップロード 後は,コントロールパネルでの操作でインストールを行う。今回契約したVPSは,ディスク容量100Gであるが,その内50Gは追加用で未割当であった。そこでまずそれを基本ディスクに追加し,ディスク容量100Gとして,インストールを始めた。(前回のVPS契約(現在稼働しているサーバー)はディスク容量200Gであるが,ディスクの利用状況を見ると,実際には100Gで十分なので,今回はランクを一つ下げたプランのVPS を契約した。)

今回はGUI使用のサーバーを選んでインストールをした。最近はネットワーク環境も大分向上したことから,「もしかしたら利用できるかもしれない」と考えたからであった。インストール後,コンソール画面で,ログインして,GUI環境の使用の具合を見ると,やはり重たい。web経由のコンソールのためかもしれない。コンソール画面でのGUIの使用をあきらめて,CUIログイン画面に設定を変更した。

systemctl set-default multi-user.target

CentOS 8へ

私がVPSを最初に契約したのは,2013年4月であった。そのサーバーに centOS 6.4をインストールして,このサイトを始めた。そしてそれから7年が経った。centOSにした理由は,長く安定的に利用できるという期待からだったが,実際,幸いにもその期待通りの運用ができた。

このブログへの最後の投稿が2013年9月であったが,それ以降, 実質的に,このpearlblue.netでの活動はなかった。また,サーバーについてもインストールしたソフトのupdate以外の変更は殆ど行わなかった。それでも,目的通りの運用ができて,良かったと思っている。元々このサーバーの利用目的は,私の個人的なメールサーバーとwebサーバーであるが,バーチャルホストとして利用しているので, pearlblue.net はあたかも休眠ドメインのようだったかもしれない。

centOSは6から7,そして8とバージョンアップしているが,このサーバーのOSはまだ centOS6.10である。そのcentOS6の メンテナンス更新期限 2020年11月30日が迫ってきた。問題なく動作しているOSを再インストールするのは,残念な気持ちもするが, メンテナンス更新期限を過ぎたOSを使い続けることはできない。以前に,6から7にupgradeすることも考えたが,難しいとのことで断念した。日常使うメールサーバーとして使用していることから,長期(数日でも)にサーバーを止めることは避けたかった。

今回は新しく別にVPSを契約し,それにCentOS8をインストールし,十分テストした後に,切り替えを行うことにした。 現在 新サーバーで作業を始めているが,近日中に作業が終わると期待している。 また今回のバージョンアップがうまくいったとして,次はまたかなり先のことになるが,そのためのメモとして,CentOS8のインストールについてまとめて置くことにした。

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