wordpress

旧サーバーで使用していた,wordpressを新サーバーでも使うことにした。wordpressをインストールするためには,phpとMySQLまたは, MariaDBが必要である。そこで,まず,phpをインストールした。CentOS8の標準を使ったので,php7.2であった。(このバージョンはサーポート終了直前で,バージョンアップがすぐに必要になった。後に,php7.4にバージョンアップすることになる。)データベースとしては,色々考えた結果,MariaDBをインストールした。(しかし,この選択は後に失敗であることが分かり,最終的には,MySQLを入れ直すことになった。)データベース管理用のツールとして,phpMyAdminもインストールした。

新サーバーでも,バーチャルドメインで複数のwordpressを動かすので,各サイトごとにwordpressをインストールすることにした。インストール方法は,wordpressのホームページにある,「5分間インストール」の簡易法に従った。

旧サーバーが動作してる間は,同じドメイン名を使えないので,別ドメインを仮のドメイン名として使用した。このような方法で,wordpressを動作させることはできた。ここまでは比較的順調に進んだ。しかし,起動後,wordpressのダッシュボードで,phpのバージョンが古いと警告された。一応は動いているようであったが,wordpressのアップデートが難しそうであった。そこで,phpを7.4にバージョンアップすることにした。(wordpressの要件としてPHP 7.3 以上とあったのを注意すべきであった。)

cockpitの証明書

cockpitに,httpsでアクセスすると,「接続がプライベートではありません」と表示される。これは,cockpitが自己証明書を使っているためであるとのこと。自己証明書ではなく,認証局を通した証明書を使えば,そのようなことはない。今回,Let’s Encryptで証明書を取得したので,それを利用することにした。ただ,certbotで取得した証明書と,cockpit用の証明書は少し形が違う。cockpit用の証明書は .cert の形で,certbot で取得した証明書は .pem である。いくつかのサイトを調べて,試したところ,次の方法で作成すれば良いことが分かった。

cockpit用の証明書は,/etc/letsencrypt/live/サイト以下にある
fullchain.pem
privkey.pem
を単純に結合したファイルをssl.certとして,
/etc/cockpit/ws-certs.d/
に置けばよい。

実際には,/etc/letsencrypt/live/サイトで,

cat fullchain.pem privkey.pem > ssl.cert
mv ssl.cert /etc/cockpit/ws-certs.d/ssl.cert

のコマンドを実行すれば良い。これで,https://サイト:9090で警告なしのアクセスできた。

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