Apache のインストール

apache をインストールすることにした。旧サーバーではApache/2.2.15であったが,新サーバーでは,Apache/2.4.37であった。インストールはいくつかのホームページを参考に進めた。CentOs用の説明ページもいくつもあり,便利であった。その結果,比較的スムーズにインストールが可能であった。
webユーザーを設定して,httpd.conf を修正して,デフォルトでの起動を確認した。その後,バーチャルホストの設定を行った。webページ自体は旧サーバーのものを取り敢えず,コピーした。バーチャルホストは2.2と2.4では設定の方法が少し異なっていた。2.2では,/etc/httpd/conf.d/virtual.conf にまとめてバーチャルホストを書き込んでいたが,2.4では,/etc/httpd/conf.d 以下に各バーチャルホストごとに***.conf を書く方式になっていた。こちらの方がわかりやすい。

その後,プロバイダーのmypageに行って各ホストごとのDNS名に対してIPアドレスを設定した。しばらく待っていくつかのホスト名でアクセスすると,それぞれのwebページが確認できた。

今回apache のインストールについて,一つ失敗があった。それは,web用ユーザー名のことである。前回は,webユーザーとして,デフォルト名のapacheを使ったが,今回はあるページに書いてあったことを参考に,「セキュリティー保護のために?」apacheとは異なる名のwebユーザーで行うことにした。が,これは間違いであった。後で,mailman をインストールするときに,mailmanはapacheユーザーでないと,mailman自体をコンパイルしてインストールしなければならないことが分かった。mailmanは旧サーバーでもインストールして使用していたが,その時はwebユーザーとしてapacheを使っていたので,この問題には気が付かなかった。

自分でコンパイルして,インストールすることはできるだけ避けたいので,仕方なくwebユーザーとして,apacheを使うことにして,再設定することになった。ユーザー名を変えるだけの変更であったが,多くのソフトをインストールした後の,サーバー設定がほぼ完成の直前であったため,修正する部分が多く,中々うまくいかなかった。結局,最初からインストールし直すと同じ手順を辿りチェックしていく必要があった。この変更に随分と時間がかかった。

デフォルトのものは余り変えるべきでないというのが教訓であった